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時事放談新年最初の時事放談は、新しい試みとして、質問者を2名交えて対談形式で書いていきたいと思います。

羅門 どちらからでも良いから、ちょっとこれだけは知りたいということがあれば、どんなことでもいいから言って下さい。
質問者A ……
質問者B ……
羅門 ということは質問が無いんですね?
質問者A お正月に入ったらニュースやってませんから。これはお正月だから明るいテーマの方が良いということはあるのですか?
羅門 別にありませんよ。
質問者A 正月早々暗い話ばっかりしか無いですからからね。
質問者B そうなんですよね。
羅門 質問をしたいことは色々あるでしょうけれど、全部暗い話ばかりだということですか。時期的に今はお正月、新春でしょう? 少なくとも挨拶をするときは「明けましておめでとうございます」と言うのだけれども、今のこのニュースの世界、どうなっているかというと「毎度暗い話で」とこうなって来るじゃない。今こういう世の中になってきて、不景気だ不景気だと言っていますが、実際に本当に不景気かというと、そうではないと私はそう思います。
質問者A アウトレットもデパートも並んでいますからね。
羅門 そう。色々テント生活だとか、炊き出しだとか、実際にそれでボランティアで頑張っている人たちだって一杯いるわけです。それはそれで良いのです。そういう人たちが何百人という失業者たちを救うために炊き出しをしたり、テントを出したり、毛布が足りないとか言っている、それは実際に足りないからそう言っているのだろうし、食べられないから炊き出しもするのでしょう。それはやってください。ありがたいと思います。だけど一方でデパートでは、お正月だと言って何万円というブランド品の福袋を買いに来るわけです。ルイヴィトンとかシャネルとかグッチとか、いろいろなブランド物の福袋を各デパートで売っている、それがどんどん飛ぶように売れています。それでいてボランティアの人たちが何百円のお金を寄付して、失業者の人を救おうとしているのとを比べると、ギャップが余りにも大き過ぎるのではないですか。
質問者B それは失業者の人たちは、そうなるべくしてなった結果ではないのでしょうか。
羅門 私もそういう風に思います。絶対そうです。
質問者A テレビでは、あたかも失業者の人たちを救いましょうというような感じがしますけれど。
羅門 それはおかしいですよ。NHKの歳末たすけあい運動ではないのです。色々なことで人間が変わってきたんだと思います。結局、日本が不景気だ不景気だという、確かにそれはそうです。例えば自動車会社が赤字決算になる、それはそれでいいと思う。だけど、どれだけの資産を持っているのですか。そこを考えた方が良いと思います。

質問者A 昔のお正月と違うところというか、昔と比べたら車にお飾りをつけることもなくなりましたし、お店も開いています。
羅門 それも無くなりましたし、お正月という雰囲気が日本からどんどん消えていきました。しかし、クリスマスの雰囲気はどんどん増えてきた。それでさっきの話と重なりますが、不景気だ不景気だと言っていながら、色々なところでキレイだキレイだと言って、何十万個のイルミネーションをやっているのですよ。御殿場の時の栖では、350メートル、300万個以上の電球でのイルミネーションだそうです。不景気なんですね。
質問者B 不景気不景気というのも、そうやって何回も言われるから気持ちがどんどん沈んでいっちゃいますよね。
羅門 その通りですね。
質問者A そうそう。ニュースが本当におかしい。
羅門 地震と同じですよ。地震が来るぞ来るぞと言っているとみんな地震が来ると思うのです。不景気だ不景気だと言われるとみんなそう思ってしまうのです。
質問者B もっとこう気持ちを前向きに持っていけるような方法はありませんか?
羅門 まず政治が、戦後から何十年も変わっていません。日本人が選出して日本人が投票した政治家達が、日本人を良くしていないということです。それから日本の政治というのは、諸外国にピシッと言えない、遠慮ばかりしています。
質問者A 何かこう日本人としての信念みたいな一本筋が通ったことがないから駄目なんですよね。右に行ったら右に行き、左に行ったら左に行き、そうではなくて、どっちに誰が行こうが真っ直ぐ行くんだというようなものが無いですね。
質問者B それは今まで何十年もずっとそうだったものを、一気に直そうというのは難しいですよね。
羅門 難しいというよりも、そんな勇気は日本人にありませんよ。
質問者A それで知らない間に、操作させられてきましたよね。その一端がマスコミですよね。
質問者B こう曲がってきた物を、元に戻していくというのは必要ですよね。
質問者A だから良かった頃に戻せば良いんですよ。
羅門 そうですよ。だから教育もそうです。ちゃんと土曜日だって何だって、きちんとした教育の日を作って…
質問者A 堕落したのは週休2日になったからですよね。
羅門 そうですよ。何でも休みばかり増やせば良いなんて冗談じゃないですよ。業績が上がらないなら土曜日も仕事をすれば良いんですよ。
質問者A 勤勉実直な日本人からそこを取っちゃったら何も残らないですよ。もう今みんな怠け者になっちゃったから駄目ですかね。
羅門 そうですね。日本人みんな怠け者。信仰心もゼロ。怠け者ですよ。
質問者A 失業しても助けてもらえるんですからね。
羅門 それが良いんですよ。だから宗教がいらないのですよ。どうして仏教が衰退したか、どうしてキリスト教が繁栄したか、それはキリスト教は全部炊き出しをやるからです。礼拝堂で食べられない人に全部炊き出しをやったりする、お寺もやればいいじゃない。観光客を集めて「紅葉が綺麗でございます」なんて言ってないで、どんどんやればいいのです。生活が満たされると宗教は繁栄しないということです。
質問者B 失業しても、失業保険とかでお金を払っている人は助けて良いと思いますけど。
質問者A ああやって失業者を助けるというシステムが社会的に成り立ってしまったら、みんな仕事をしなくなってしまいますよね。
質問者B 本当に「正直者が馬鹿を見る」世の中になっちゃいますよね。
羅門 正直者が馬鹿を見るのは、もう何百年もそうですね。昔に帰るというなら、一番良い方法は、節約節約節約、貧乏貧乏貧乏することだと思います。週休何日休みだとか、そんなことを考える暇もないぐらいやればいいじゃない。学生だってそうでしょう。学力が落ちた、そんなの月曜日から土曜日までびっしり勉強するようにすればいいじゃない。
質問者A いっそ義務教育を辞めちゃうというのはどうですか。勉強する人だけ学校に行くようになるでしょう。昔は学校に行きたくても行けない人がいっぱいいて、そうだからこそ学校に行っている人は勉強を頑張ったんですよね。
羅門 それも良いですし、私が思うのは、何で塾があるのかということです。昔は良いところのお坊ちゃんというのは家庭教師を付けていました。その家庭教師をしていたのは、師範学校の学生です。将来学校の先生になる人が、練習で家庭教師をしていたのです。だけど当時あった塾といえば、お習字とそろばんです。数学を教えるとか、そういった塾はゼロでした。
質問者A 勉強がしたくてもできないという環境こそが、学力を伸ばすのですね。
羅門 本当にそう思います。逆も真なりですね。

このような形で、時事放談に限らず「信仰とは何か」「経済は何か」など、色々なことを皆で話し合って、今後載せていきたいと思っています。