聖尊寺では、御本尊の聖観世音菩薩様や、先に紹介してきた八尊佛以外にも、数々の仏様を御安置しています。
それらの仏様もまた、大きな功徳を持っています。聖尊寺に来山し、仏の前に座って心より祈り願えば、仏の力を授かることができるのです。これは聖尊寺にしかない、大きな現世利益だと言えるでしょう。その現世利益は、見事に光り輝きます。

今日ご紹介する「海厳波打 不動明王」「空厳昇龍 不動明王」は、聖尊寺ではともに御本尊・聖観世音菩薩様を守るよう御安置しています。

海厳波打 不動明王
(かいげんなみうち ふどうみょうおう)

海厳波打不動明王海の磐石に坐した不動明王です。
かつて弘法大師が中国から帰国する際に暴風に遭い、船が難破しそうになりました。その時に携えていた不動明王に祈願すると、不動明王が現れて右手に持つ剣で波を切り裂いたので、弘法大師は無事に日本にたどり着くことができたという言い伝えによって、不動明王は航海安全の仏様としても全国でお祀りされています。
聖尊寺では「空厳昇龍 不動明王」と共に、聖観世音菩薩様を護る仏様として御安置しています。
(木製佛師彫刻 金箔 截金 彩色座像)


空厳昇龍 不動明王
(くうげんしょうりゅう ふどうみょうおう)

空厳昇龍不動明王陸の岩壁に坐した不動明王です。
剣に龍が巻き付いた不動明王は「倶利迦羅不動明王(くりからふどうみょうおう)」と呼ばれ、雨乞いの仏様として知られています。羅門御聖祖も、前世にてこの倶利迦羅不動明王を彫られたとおっしゃっていました。
聖尊寺の空厳昇龍不動明王は、この龍を足下に従えて「海厳波打 不動明王」と共に、聖観世音菩薩様を護るよう御安置しています。
(木製佛師彫刻 金箔 截金 彩色座像)