今日も引き続き、聖尊寺で御安置している仏様を紹介していきます。
皆さんは「仏の功徳」と言われてもあまりピンと来ないのでしょうか。しかし古来から人々は、功徳、すなわちご利益を求めて、神様や仏様を信仰し崇めてきたのです。仏の功徳を無視することは、絶対にできません。
諸仏様はそれぞれ、大きな功徳を持っています。聖尊寺に来山し、仏の前に座って心より祈り願えば、仏の力を授かることができるのです。これは聖尊寺にしかない、大きな現世利益だと言えるでしょう。

十一面観音

十一面観音その名前の通り、十一の顔を持つ観音様です。そのお顔それぞれに、人々の苦しみを救う力を秘めています。現世でのあらゆる苦しみを抜き去るだけでなく、来世にまで及ぶ功徳を持つとされています。
聖尊寺には数多くの仏様が御安置されていますが、聖尊寺に来山された方を一番最初に出迎え、一番最後に見送る仏様が、この十一面観音です。
(木製佛師彫刻 金箔 截金 彩色座像)


加羅羅 慈母観音

加羅羅慈母観音聖尊寺では、この世に生まれてくることができなかった子のことを「加羅羅(からら)」と呼んでいます。世間一般では「水子」という言い方をしていますが、「水子」とは本来、生まれたばかりの赤ちゃんを指す言葉です。
聖尊寺の「加羅羅慈母観音」は、母親のような穏やかさと慈しみをもって、この世に生きる人々はもちろん、生まれてくることができなかった加羅羅に対しても、救いの手を差しのべる観音様です。
人は誰でも、母親の愛を受けて育ってきました。あなたが慈母観音の前で手を合わせるとき、慈母観音はまさに母親の心をもって、あなたを慈しむでしょう。
(木製佛師彫刻 金箔 截金 彩色座像)