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野球お彼岸も近くなりましたが、「春、遠からじ」でだんだん暖かくなってきました。巷でもお相撲の話題だとか、野球の話題だとか、少しずつ春の兆しが出てくる昨今です。
とにもかくにも、お相撲とか野球というものは、国民の楽しみですし、色々な評論家の寸評など交えて、野球というものを楽しんだり、お相撲さんの話題があったり、本当にあと待つのは桜のたよりだけの時期になったと思います。

近頃のお相撲さんは、非常にインターナショナルになりました。ロシアとかモンゴルとか、色々な国の方がお相撲さんになるために日本へ出てきて、そして両国の土を踏んで、日本の国技にひたっています。私たちも、相撲は日本の国技だというから、お相撲さんも日本の国民だと思っていましたら、いつの間にか色々な国の人が土俵に上がるようになっていました。最初は何となく違和感があったのですが、しかしその違和感も、年が経つごとに消えて、見ていて自然になってきました。その違和感が消えたときには、色々な国のお相撲さんがいるということに、慣れが出ているのです。
野球もそうです。本当に色々な国の選手が日本のプロ野球に入っています。しかしその逆を考えますと、アメリカの大リーグに日本人が入った時も、アメリカのベースボールの観客も「あっ日本人が入ってきた」ということで、ある一種の違和感を持っていたと思います。しかし、今ではアメリカの人たちも慣れっこになりました。そこへもってきて、イチローや色々な選手がいい試合をしていますし、いい記録も作っています。アメリカ人でも、そういうことに一喜一憂しているのですね。
日本の相撲も同じように、日本人ではない横綱や大関が誕生して、そういう人たちが活躍することに対して、最初はやはり違和感を持っていたのでしょうけれども、今はそんなことは全くなく、みんなが一喜一憂して、お茶の間に賑やかな話題を振りまいている、そういう風になってきたのは、やっぱり慣れなのですね。

人間の癖のひとつとして、慣れということがあります。この慣れということは、ひっくり返して考えてみると、非常に怖いものなのです。お相撲や野球がインターナショナルになることを否定する気持ちはありませんので、そこは誤解をしないで頂きたいのですが、今までは異論を唱えていたことなのに、だんだん慣れてくると、今度はそれに対して異論を唱えなくなって、そしてその内容が当たり前になって、しまいには飛んでもない問題が出てくる場合があります。
例えばテロの問題にしても、毎日毎日自爆テロの話が出てくると、これも慣れっこになるのです。また日本の街で飛んでもない犯罪が起きると、最初は「ええっ」とみんなビックリしますが、繰り返してまた同じようなことが起きると、慣れっこになってしまうのです。このように、犯罪でも戦争でも慣れが出てくると、飛んでもないことになります。ですから、人間というのは常に慣れないで、ビックリすることはビックリした方が良いでしょう。言い方が変ですが、ある意味では「絶対に慣れない」ということが大事だと思います。
信仰の場合もそうなのです。世界には色々な宗教があります。数は数えられません。どこの国がどういう信仰をしているのか、それはどういう宗教なのか、ということを本当に細かいところまで探っていくことは、とてもできません。しかし例えば、あそこの国がこういう信仰をしているということを知ったときには、ビックリすることがあります。
「えっ、あそこの国がイスラム教なの、ほーっ」
という感じでビックリします。しかしそれが慣れっこになってくると、最初はイスラム教だということに対してビックリしていたのに、それが当たり前になってしまいます。そしてそこで自爆テロが起きた時に当たり前に捉えてしまうと、その当たり前ということが怖いことです。
良いことも悪いことも、慣れてはダメなのです。常に「なぜか」「どうしてか」ということを考えることが大事です。何かの話題を右から左へ聞き流すようなことは、慣れっこになることなのです。なるべく慣れということは避けて、常に「どうしてか」「なぜか」ということを考える日常生活を送ってください。

そして同じように、信仰に関してはしっかり的を射て考えて頂きたいと思います。今みんなが、いい加減な気持ちで信仰をしているということ、まして信仰をしていないということは、皆さんの街の中にある大きな神社、鳥居に、おしっこをかけているようなことが平然と行われていると思って間違い有りません。信仰というものは、そういう穢れたことをするようなことではないのです。もう信仰するのは嫌だ、面倒くさいと思う方は、それはもう自由ですから、信仰しなくても結構です。ただ鳥居におしっこをかけるようなことは、絶対におやめにならないと、一生罰が当たります。その罰が当たることが慣れっこになると、それこそ怖いですよ。

今日は大事な法話的なお話をしておきました。今WBCで、色々な国の人が頑張っています。楽しいですね。お相撲も、色々な国の人が日本へ来て、みんなを楽しませてくれます。みんなが仲良く、スポーツならスポーツに邁進していく楽しさを、世界中の人が味わえば、怖い話や、戦争なんて関係ないのです。戦いというものは、弾のない戦い、要するに、ラグビー、サッカー、野球、そういうようなスポーティーなことに、戦いという言葉を使ってほしいですね。慣れっこにならないように、頑張りましょう。



聖尊寺のスタッフもブログを書いています。非常にオープンな感覚で書いているようです。是非見てあげて下さい。
羅門