聖霊界
前回の「幽途界」「暗震幽途界」、そして今回お話しする「因幽途界」「不生無明界」は、聖霊界の中でも、魂にとって良くないと言いますか、非常に怖い場所のお話です。
皆さんに誤解しないで頂きたいのは、これは皆さんを脅すとか、そういう目的で書いているのではありません。私も出来ることなら、このあたりのお話はあまりしたくないのです。

しかし物事には、必ず表と裏、陽と陰、光と影があるのです。華々しく見える成功の裏には、必ず人には言えないような辛い努力があるのです。「世の中にはうまい話は無い」と良く言われます。一見素晴らしいような、耳障りの良いような事ばかりが並んでいる裏には、必ず落とし穴があるのです。
悲しいかな、聖霊界も例外ではありません。素晴らしい輪廻転生の裏には、このような良くない、怖い世界が聖霊界の中に存在するということを、皆さんによく理解して頂きたいという気持ちで、あえて怖い場所のことも書いているのです。


因幽途界
(いんゆうずかい)

因幽途界は、暗震幽途界に入界した霊魂が、人間的な時間感覚で約一ヶ月から十ヶ月後に入界する所です。
この因幽途界は恐ろしい所で、不成佛霊となった霊魂がいよいよ活動を始める所です。
この因幽途界の霊魂は、人界に降りて地縛霊になり、無差別に霊的障害を起こし、不成佛霊としての自分の存在を人界の人間に知らしめます。そして人界の人間が、不成佛霊による霊的障害だと気づくまで、様々な揺さぶりをかけてきます。きちんとした信仰を持ち、聖霊界の摂理や仏の道を知る人は、それが霊的障害だとすぐに気づきますが、信仰心の無い人間にはそれもわからず、霊的障害によって起こる不幸が次々と現れます。
また、地縛霊とはならず、因幽途界にいながらも憑依霊(空間浮動)となり、人間に憑依して数々の霊的障害を起こす不成佛霊もいます。
霊的障害を人間に起こす理由は、修層霊界実層霊界といった、その不成佛霊が本来行くはずであった層界に帰霊したいからです。そのためには、人間による大供養を必要とするのです。人間世界での供養もされず、教化地霊界からの帰霊指示も無ければ、因幽途界から地縛霊として定住している不成佛霊の年数は、長くても約二千三百年〜四千年とされています。その後は霊的活動をせず、聖霊界の摂理に則り、不成佛霊のまま自然消滅霊となるのです。悲しき霊魂の宿命でしょう。


不生無明界
(ふしょうむみょうかい)

不生無明界は暗震幽途界から入ってくるところです。この不生無明界に入り霊魂は消滅していくのです。
人間的に言えば、死です。ゆえに霊魂の死と言えるのです。人界の死は肉体の終わりですが、霊魂の死とは完璧なる死なのです。
この消滅霊になる霊魂の数は、想像を絶する数です。光層霊界のところでも書きましたが、光層霊界まで行くことができる霊魂が、人界(地球)に配霊された霊魂の約八万分の一霊魂とされていることからしても、その数は想像がつくでしょう。
いかに聖霊界は厳格であるか、そして極限的に修行の完遂と霊格の向上を極めた霊魂を必要としているかを理解して下さい。