前回のお話しの続きです。

では先生はやはり、凛々しい男性と淑やかな女性ということが、理想としてお考えにあるのでしょうか。


【羅門】
そうですね。例えば日本人はフランス人ではありませんから、フランス流の文化なんて日本人にはできませんし、またする必要もないと思うのです。ですから、もっと自信を持って、日本の文化を大事にして欲しいと思います。そして信仰という面で考えれば、大半の皆さんが将来行くところは、やはり仏の世界ですから、そういうことのメカニズムを考えると、やはり日本は和という問題を考えなければいけません。
それともう一つ、男女ともに約束は絶対に守ることです。例えば待ち合わせの時間にしても、絶対に守ることです。そして言葉で弁解するのはもう辞めた方が良いです。時間を守れなかった時に、「いやー車が混んでいてねぇ」とか、必ず何か別の人やもののせいにするのが、今の日本人の癖です。そういうことはやめて、「ゴメン遅刻しちゃった」と言い切れる男性女性の方がやっぱり格好良いですね。
それから、やはり嘘をつく人が非常に多いです。そして最近、嘘が上手になりました。自分が嘘をついている感情も見破られないように、上手に嘘をつくことを一生懸命勉強しているように思えますね。情けないです。やはり嘘というのは悪ですから、その悪を履行して平気な顔をしている人は、やはり人間的には全く信用できません。でも、約束を守るというのが、一番最初に来る問題でしょうね。


それはわかりました。その他にはどんなことが大事でしょうか。

【羅門】
やはり年配の方を大事にするということでしょうね。日本人には、お父さんお母さんを大事にするという親孝行の基本に戻るべきでしょう。親を助けていく、親孝行をするという、昔からの日本人の姿が帰ってきて欲しいですね。
戦争が終わってから、アプレゲールな考えが広まったり、自由と言わないでリベラルと言ってみたり、何か外国文化に影響された点が非常に多いです。それがそのまんま現代に定着してしまっています。その外国の考え方や文化といったものが、日本には合ってはいないのです。それを何かオシャレだとかいうような感覚で話したり、生活したりする人は間違いですね。やはり日本人の文化にあった生き方をすること、そして年配の方を大事にする、そういうことが本当に大事ですね。


先生、こういうことに関しては、何とかこうシリーズでずっと皆さんにお話ししていただくわけにはいかないでしょうか。

【羅門】
それは出来ます。ただ、私が何を言っても空振りに終わるのだったら、私が色々お話しすることは無駄かもしれませんね。やはり日本人は、本当に自分が日本人であるということはどうあるべきかということを反省しなければ、良い日本にはなりません。別に政治的に良い日本になってくれと言っているのではないのです。政治とかは、それは生活のことがありますから確かに大事です。でも私が一番大事なことだと言っているのは、心の問題です。気持ちの問題です。感じ方の問題です。そういうことをよくこれから考えていただきたいと思います。
確かに便利な世の中になりました。ただそれで何でもかんでも、人間の行いまで便利になってしまったのでは、人生を深く考えていくことはできません。軽率な人生になってしまいます。


先生どうもありがとうございました。私たちの方も勉強になりますし、このブログを見ていらっしゃる方にも勉強になると思います。我々はその当たり前のことがなかなかできませんし、していないと反省させられます。
ではまた次回もお願いいたします。